2019.07.02
2019年6月25日、活動助成を受けている、NPO法人子育てネットワーク志賀うりぼう「一時預かり保育スタートアップ事業」を訪問しました。
講座が開催されているのは、子育てネットワーク志賀うりぼうが大津市から運営を委託されている、つどいの広場にじっこです。旧志賀町役場を現在、木戸市民センターとして利用されていて、その一部が子どもと保護者が自由に立ち寄れる、大津市の子育て支援拠点となっているのです。
今回開催されているのは、2人目3人目のお子さんが生まれたばかりのお母さん対象の、親子の絆づくりプログラム「BP2プログラム(親子の絆づくりプログラム~きょうだいが生まれた!~)」です。連続5回で、参加者同士で話し合いをしたり、教材DVDを見たりしながら学び、仲間を作ってその後の充実した子育てを支援することを目的としています。
真ん中でプログラムを進めているのが、子育てネットワーク志賀うりぼうの理事長、他谷恵津子さんで、現在8人のお母さんが参加されています。
実際に今まで実施されてきたBP(親子の絆づくりプログラム~赤ちゃんがきた!)やNP(Nobody’s Perfect プログラム~完璧な親なんていない~)といった講座では、修了後も、参加者が自発的に呼び掛けて定期的に集まっているのだとか。悩みを話せる大切な仲間づくりの場となっているのですね。
お母さんたちはこの講座に赤ちゃんと一緒に参加し、上のお子さんは保育サポーターに預けています。
保育サポーターの中には、保育士の資格を持った人もいますが、今回のコープしができるコトづくり制度の活動助成では、保育サポーターに連続で研修を受けてもらってスキルアップを目指すとともに、実際に保育をする中でより良い保育スタイルを追求することを目的としています。
これまでの子育てネットワーク志賀うりぼうでの託児は、基本マンツーマンだったのですが、「一時預かり保育(なないろBASE)スタートアップ事業」を展開していくためには託児人件費が掛かりすぎることが課題でした。そこで、保育サポーターが複数のお子さんを託児できるよう、グループ託児の研修を行っているのです。
今日までに、一時預かりを先行して実施している支援者の方を招いて、講話を聞いたり、緊急時の対応などの研修を実施しており、今後も2回程度の研修を予定しています。
これまで大津市の子育て支援拠点にじっこでは一時保育事業は行っていませんでしたが、大津市木戸周辺で一時保育を受け入れてくれるところは堅田以南にしかないそうです。そこで、子育てネットワーク志賀うりぼうが、コープしができるコトづくり制度の活動助成を使って「なないろBASE」を立ち上げたのです。「なないろBASE」は、大津市北部地域の子育て中の家庭にとって、困った時に救いの手をさしのべてくれる場として、おおいに歓迎されていることでしょう。