2022.07.12
2022年7月2日の土曜日の午前中、リボンカフェ(RIBBONCAFÉ)の皆さんの活動を訪ねて、アル・プラザ草津の2階、ヤシの木広場へ出かけました。乳がんセルフチェックとバルーン作りのイベントを開催されていました。
この活動は、2022年度できるコトづくり制度のはじめて助成1年目に採択されています。
10時半オープンですが、その少し前から何組もの親子連れの皆さんが列を作っていました。人気の定番イベントになっているようです。
こんなに可愛いバルーンが自分で作れるというので、お子さんたちは夢中で作っていました。
お子さんが楽しくバルーンを作っている間を使って、お母さんたちにセルフチェックの大切さについて説明し、パンフレットなどの資料を渡されていました。
リボンカフェ代表の田中さんは「乳がんのセルフチェックについてのお話だけでは、まだまだ関心を持って頂けません。今日のようにバルーンなど、お子さんが楽しめるイベントと一緒にやることでバル―ン作りが目的であっても、ついでにセルフチェックの話を聞いてもらえると、家族みんなに関心を持ってもらえることに繋がります。
そして、普段から家族の健康について関心を持って共有することは大切です。家族の誰かが病気になった時、自分は何ができるか?そんなことも家族みんなで話し合い協力しあうのが大事だと感じています。」と話してくれました。
受付の台には、乳がんのセルフテックの大切さをアピールするものがいっぱい。
このふくらんだ丸いもの(触診モデル)は中にしこりのようなものが入っていて、実際に指3本でさわってもらって、指触りを体験してもらえるものです。小さなお子さんは、触り心地がよいのか、これをずーっと触っていました。
「実際の乳房の中は見えません。なので、自分の手で触って自分の乳房の状態を知ってほしいのです。お風呂で身体を洗う時、乳房や脇の下をまんべんなく手で洗う事でセルフチェックになります。
そして、乳房のひきつれやへこみがないか?分泌液などでブラジャーなどがよごれていないか?など目でみるチェックも大切です。
乳がんは誰もがかかる可能性のある病気です。定期的なけん診(検診、健診)と日頃からセルフチェックを習慣にし、自分の乳房の状態を知って、変化を感じたらすぐ専門の医療機関(乳腺外来、外科)などに受診すること。この基本的な行動の大切さを伝えています。」と田中さん。
これは、手術などの傷あとをカバーする、専用入浴着です。
大浴場や銭湯、温泉などで、これを着用して入浴することに理解を呼びかける、滋賀県からのポスターもありました。
ご自身も乳がんの経験者である田中さんは「例え乳がんになっても今までと変わらず温泉などの大きなお風呂に気兼ねなく入れるように、リボンカフェで、全員が入浴着をつけてお風呂に入るイベントやりたいですし、機会があれば生協でも乳がんやセルフチェックの勉強会ができればうれしいです。
そして、がんになっても元気に日常生活や社会生活に復帰されている方は多くいらっしゃることを知ってほしいですし、このような活動ががんなどの病気になっても不安なく生きやすい社会作りに少しでも繋がればと思っています。」と本当にパワフルです。
可愛いおもちゃが山盛りになっている、そのそばには、「セルフチェック!LINE登録でくじ引きできるよ!」という張り紙が。このように、とにかく楽しく、かわいく工夫しながら、セルフチェックのアピールをされているので驚きました。イベント会場がとても明るいのです。
リボンカフェの皆さんは、このほかにも県内各地で、乳がんのセルフチェックのイベント、乳がん体験者によるセミナー、乳がん患者用手編みパッド(マジックリング)をみんなでわいわい作成する活動などを開催されています。ぜひ、お問合せのうえ参加してみてください。
リボンカフェの皆さんの活動をこれからも応援しています。