2021.09.29
2021年7月29日木曜日の朝、小森クラブ(旧 えくぼ自然クラブ)の活動「水を知ろう!水で遊ぼう!」を訪問しました。2021年度のはじめて助成1年目の活動です。
集合は大津市の真野浜水泳場にある、湖の家のような宿泊施設の一室です。10人くらいの子どもたちが、朝から高いテンションで畳の部屋を走り回っていました。
小森クラブの対象は、小学生。大部分が、森のようちえん えくぼ保育園の卒園生です。というのも、小森クラブを立ち上げたのは、えくぼ保育園の保護者有志なのです。水遊びの日以外は保育スタッフが交代で森に連れて行って遊んでいるそうです。
子どもたちが自然の中で遊ぶことを大切にしたい、とスタッフには保育士や小学校の教師など専門家を呼んで、アウトドア中心に遊んでいるのだとか。
1年間を通して活動していますが、できるコトづくり制度の助成を受けるのは、この水遊びの期間のみです。
この日の保育スタッフは、3人の専門家でした。まずは名前覚えゲームでお互いの顔と名前を覚え、信頼関係を築くところから開始しました。さっきまで大騒ぎしていた子どもたちでしたが、ゲームを通してどんどん集中していきました。
名前ゲームの後は、水の怖さのお話です。
「みんな、水で楽しく遊んで欲しいけど、安全には気を付けてね。ひざくらいの深さの水でおぼれた大人もいます。」
「僕も、子どもの頃に水泳を覚えたてで、おぼれそうになり、大人に助けてもらったことがあります。」
男性スタッフが自分の経験を話すので、子どもたちにもとても身近に感じられているようでした。
今日のルールとして、水泳場でスタッフ一人に子ども数名がひとつのチームとなり、スタッフの助けられる範囲にいることを約束しました。ライフジャケットを着けての浮き方は、顔を上向きにすることなどを確認してから、歌に合わせての準備体操。それからみんなでライフジャケットを装着し、浜辺へ出発です。
子どもたちの遊び道具を運ぶ折り畳みのカートや、お茶のタンクもできるコトづくり制度の助成金で購入されています。ロゴマークを貼ってくださっているので、できるコトづくり制度を多くの方に知ってもらえ、ありがたいです。
ライフジャケットをスタッフが確認したら、いよいよ琵琶湖へ!
子どもたちは約束通り自分のチームのスタッフの近くで、水遊びを心から楽しんでいました。
小森クラブ事務局長の大村さんにお話を伺いました。
「小学校に上がっても、できれば、森のようちえん えくぼ保育園のように、子どもには思い切り外遊びをさせたいと思っていました。そこで、ほかの保護者の皆さんに相談して、この小森クラブを立ち上げました。
そのほかにも見守りボランティアとして、子どもたちのおじいちゃんも参加してくれています。
小森クラブの、年の違う子ども集団の中で、わが子がどんな顔を見せるのか。普段家族でいる時には、なかなか見ることができない子どもの姿も見られるんですよ。
できるコトづくり制度で助成金をいただいて、備品を購入でき、活動の立ち上げを後押ししてもらえてありがたいです。」
「働く親の子どもの預け先」、「共働き家庭の子どもの預け先」という意味もあり、またそれ以外にも「子どもの主体的な活動を支える場」としての小森クラブもある。選択肢が増えるということはいいな、と感じました。
これからきょうだいが増えたり、習い事を始めたり、と1年ごとに状況が変わることは必至です。
小森クラブの皆さん、無理のない範囲で、屋外での子どもたちの笑顔を支えていってください。