滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

できるコトづくり制度

滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

2020.07.07

活動報告

「みんなのもうひとつのおうち『キュルア』」みんなのもうひとつのおうち「キュルア」

2020年7月2日、みんなのもうひとつのおうち「キュルア」の活動をお尋ねしました。
この事業は、2020年度できるコトづくり制度のはじめて助成を受けています。
 
開催場所は東近江市の中野ヴィレッジハウス。地域の方々が自由に出入りできる場所として、当日はボランティアセンターを開所されていました。みんなのもうひとつのおうち「キュルア」は、ここで活動をしています。
リーダーの山本さんが「学校に行きづらい子ども達が自宅以外でほっとできる場所を作りたい」と思っていたところ、そういうことならこの場所を使えばいいよと快く貸してくださったのだそうです。
 
活動を始めて少しずつ保護者の方や子どもさんたちとの関係もできてきていたところに新型コロナウィルス感染が拡大。活動は中止せざるを得ませんでした。遊具の貸し出しなどをしながらつながりを切らず、今回訪れたのは再開して2回目の時でした。
 
みんなのもうひとつのおうち「キュルア」 中野ビレッジハウスの室内のようす
 
室内は木造で落ち着いた雰囲気です。
1組の親子が参加されていました。
 
子ども達もいろいろな状況があり、保護者の方と話していると多くのことを聞き、気づくことが多いそうです。「消防や警察のように、日頃は必要がないけれどもそこにあることが安心。近くに場所を作ってくれてうれしい」との言葉をもらったそうです。そして、子どもの中には、大勢で何かをすることがしんどい子もいるので、そんな子どもでも来てもらえるような、一人一人を大切にする場所にしていきたいとのことです。そして子どもの中には、大勢で何かをすることがしんどい子もいるので、そんな子どもでも来てもらえるような、一人一人を大切にする場所にしていきたいとのことです。
 
みんなのもうひとつのおうち「キュルア」 子どもとの活動のようす
  
この日準備されていたのは、ガラス製の風鈴に絵を描くという工作です。カラフルなマーカーやサインペン、シールなどが用意されていました。まずは空き瓶で練習します。おかあさんも一緒にチャレンジ。言葉を交わしながらすいすいと描いていくと、夏らしい素敵な風鈴が出来上がりました。
この時間帯だけではなく、近所の方が入ってこられてスタッフの方も一緒におしゃべりをされているのですが、その様子に、ここはゆったりとした時間とほっこりとした空気が感じられる「場」なんだなと思いました。
 
みんなのもうひとつのおうち「キュルア」 外でバドミントン遊び
  
さあ、今度は外でバトミントン。楽しそうです。
 
どんな感じかなあとメンバーの方が顔を出してくださいました。「子どもが1歳10カ月と小さいので活動にはまだまだ参加はできないのですが、私にもできることがあればと思って入れてもらっています」とのこと。
 
気になること、できることに気づき、少しずつ歩をすすめている「みんなのもうひとつのおうち『キュルア』」のみなさん。これからの活動が楽しみです。